Windows 10の仮想化ベースのセキュリティ(VBS)でエラーVAN9005を修正する方法

この記事は以下のVAN9005の通知を受け取ったプレイヤーに向けた内容です。

2XKOの実行時にVAN9005のエラーが表示される場合は、BIOSモードをUEFIに変更し、TPM 2.0を有効化するのが最も望ましい解決方法ですが、この機能をPCで利用できない場合は、仮想化ベースのセキュリティ(VBS)を無効にすることで引き続きWindows 10で2XKOを実行することができます。

手順1:自分のシステムがUEFIモードとTPM 2.0をサポートしているか確認する

UEFIモードがサポートされており、有効化されているかを確認する
  1. Windowsキーを押します。
  2. msinfo32と入力し、Enterキーを押します。これにより、システム情報のウィンドウが開きます。
  3. 左のパネルでシステムの要約をクリックします。
  4. 右のパネルを下にスクロールして、BIOSモードの値を見つけます。
    • BIOSモードUEFIであるべきです。

TPM 2.0がサポートされており、有効化されているかを確認する
  1. Windowsキーを押します。
  2. tpm.mscと入力し、Enterキーを押します。
  3. TPMがサポートされていない、または向こうになっている場合は、以下のような画面が表示されます。
    tpm-cannot-be-found.png

     


    TPMがサポートされている場合
    は、以下のような画面が表示されます。
    tpm-ready-for-use.png

    • 状態:TPMは使用する準備ができています。
    • 仕様バージョン:2.0

手順2:UEFIモードに変更し、TPM 2.0を有効化する

UEFIモードTPM 2.0がお使いのPCでサポートされている場合は、両方の設定を有効にします。

両方の設定を有効化すれば作業は完了です。VBSが有効化されていても、次回2XKOを起動した際に通知は表示されなくなります。

UEFIモードへの変更とTPM 2.0の有効化についての情報

注意:BIOS設定の変更について

BIOSの操作に慣れていない方は、専門の方にご相談ください。BIOSの設定を間違えると、PCが起動しないなどの問題が起きる可能性があります。

またBIOSは、PCやマザーボードのブランド、種類によって大きく異なるため、お使いのPCまたはマザーボードのメーカーサポートにお問い合わせいただくことを強く推奨いたします。

UEFIモードへの変更

比較的新しいコンピューターであれば、UEFIモードがデフォルトで有効になっている可能性が高いですが、BIOSの設定がLegacyモードになっている場合は、UEFIモードへ変更する詳細についてメーカーにご確認ください。

TPM 2.0の有効化

注意:本ガイドの内容は、ライアットゲームズが管理・所有するものではないため、ご自身の責任でご利用ください。

以下のTPM 2.0を有効にする方法を説明したサポートリソースを参考にしてください。

ASUS https://www.asus.com/JP/support/FAQ/1046215
Dell https://www.dell.com/support/kbdoc/ja-jp/000189676/windows-10-tpm-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%92-%E6%9C%89%E5%8A%B9%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B-%E6%96%B9%E6%B3%95
HP https://support.hp.com/jp-ja/document/ish_4425385-4342343-16
Lenovo https://support.lenovo.com/om/ja/solutions/ht512598
MSI https://jp.msi.com/blog/How-to-Enable-TPM-on-MSI-Motherboards-Featuring-TPM-2-0

MicrosoftもTPM 2.0を有効にする方法について一般的なページを用意しています:https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/pc-%E3%81%A7-tpm-2-0-%E3%82%92%E6%9C%89%E5%8A%B9%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B-1fd5a332-360d-4f46-a1e7-ae6b0c90645c#bkmk_enable_tpm

手順3(手順2が実行できない場合):VBSを無効にする

UEFIとTPM 2.0がお使いのPCでサポートされていない場合、引き続き2XKOをプレイするにはVBSを無効にする必要があります。

VBS(仮想化ベースのセキュリティ)を無効化する方法

まず、VBSが有効化されているかを確認します。

  • Windowsのスタートメニューからmsinfo32を検索し、Enterキーを押してシステム情報を開きます。
  • 右のパネルを下にスクロールして、仮想化ベースのセキュリティを見つけます。有効と表示されていれば、VBSは有効化されています。

有効化されていれば、以下の手順でVBSを無効化します。

  1. コマンドプロンプトを開き、管理者として実行します。
  2. 以下のコマンドを貼り付け、Enterキーを押します。
    bcdedit /set hypervisorlaunchtype off


  3. コンピューターを再起動します。
  4. msinfo32でシステム情報をもう一度開き、仮想化ベースのセキュリティ無効になっていることを確認します。まだ有効である場合は、コア分離(HVCI)も無効にする必要があります。

    コア分離(HVCI)を無効にする

    1. Windowsのスタートメニューからコア分離を検索し、Enterキーを押してデバイスのセキュリティ設定を開きます。
    2. メモリ整合性をオフに切り替え、コンピューターを再起動します。

TPM 2.0を有効化、VBSを無効化のいずれかを行ったあと、2XKOを起動し、通知が表示されないことを確認してください。それでも通知が表示される場合はプレイヤーサポートに連絡し、これまで実行した手順を簡潔にお伝えください。

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